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    machromatic (マクロマティック) 美学者母のブログ

    アート系民宿狭山美学校の価値

    さてお盆も終わりましたね、
    皆様どうお過ごしでしょうか。

    私はと言いますと、
    民宿狭山美学校がお盆はほぼ満室で、
    その上価値研究の方も進めておりまして、
    文章を書く機会が少し減っている次第です。

    価値というものを研究していきますと、
    世の中そのものの仕組みがくっきりと観えてくるわけです。

    例えば僕はアート活動を行っていますので、
    アートの価値とはなんなのかなんて考えます。
    結局の所アート自体には何の価値もないんですね。
    といっても、
    これはアートだけの話ではなく、
    あらゆるものに言えることです。

    身近なもので言えば、
    テレビや電話、パソコンだって、
    それ自体に価値なんてないんです。

    それ自体に価値を観た時代が近代だったわけです。

    日本というのはまだこのドグマに侵されているわけですが、
    それが現代アートの不理解につながっています。

    つまり、
    日本は近代から現代、
    近代美術から現代美術に移行できないまま、
    今日を迎えているわけです。

    では近代から現代への移行とはなんなのでしょうか。
    それは価値の側面からもはっきりとしています。
    それは「物」から「体験」への移行です。

    近代というのは「物」を所有している事が、
    本質的な価値と思い込んでいた時代です。
    現代というのは「体験」を経験する事が、
    本質的な価値と思い込む時代です。

    すなわち「物」から「体験」への本質の移行です。
    日本はこの本質の移行に乗り遅れているのです。
    それが現代アートの不理解、理解不能を生み出しているし、
    中国や韓国にもアートも、経済も追い抜かれていく、
    本質的な原理なのです。

    つまり私がなぜネットをメインに、
    アート活動をしているのか、
    それがこの本質から透けて見えるのが理解できます。

    現代は「現物主義」の終焉であり、
    「体験主義」の始まりなのです。
    それに気づけないのが日本人です。

    皆様も少しづつではありますが、
    何か社会の変化に気づき始めているはずです。
    それは、
    「物」から「体験」への価値の移行が始まっているのです。
    具体的には数多くの例がありますが、
    今回はあえて言わないでおきたいと思います。
    皆様自身で一度思考を巡らせてください。

    えっと、
    そんなこんな思想で私たちは狭山美学校を運営しており、
    いかに「価値のある体験」をしていただけるか、
    常にそれを考え試行錯誤しております。
    私たちは狭山美学校を、
    そのような「価値のある体験」の場としています。

    実際、
    民宿狭山美学校には、
    様々な理由で宿泊してくださるお客様が来ますが、
    宿泊施設という広いコンフォートゾーンを設けながらも、
    アートという稀有な体験ができる、
    それが民宿狭山美学校のコンセプトでもあります。

    民宿狭山美学校は二室限定の小さな民宿です。
    どうしても繁忙期にはすぐに満室になってしまいます。

    さらに来年2018年の予約も少しづつ入っております。

    皆様には是非一度狭山美学校へお越しいただければ、
    そう強く願っております。

    また、
    美学者母の美学、哲学、文化や、
    現在研究中の価値のお話も、
    予約をとっていただければ直接お話もさせていただきます。

    皆様のお越しをぜひお待ちしております。


    民宿狭山美学校

    https://www.sabiwabi.biz/


    美学者母
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    テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済

    1. 2017/08/16(水) 19:21:41|
    2. mama (美学者母) ブログ
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    4. | コメント:0

    IoV(Internet-of-Value)価値のインターネット化の時代

    さて皆さんはITという言葉、
    は現代では当たり前に理解できる、
    そういう言葉になっています。

    IT( information technology)、
    すなわち情報技術です。

    これは今から20年位前に、
    ADSLの登場などで臨界点を超え、
    爆発的に普及しました。

    つまり技術的特異点として、
    インターネット世界が始まったわけです。
    今では私たちは、
    インターネットなしでは、
    生活すら困難な時代へ突入しています。
    それは直接インターネットに触れていなくても、
    自分の周りのあらゆるものが、
    インターネットを利用しているからです。

    そして2017年7月現在、
    インンターネットがさらに、
    その領域を広げようとしています。
    それが、
    IoT(Internet of Things)、
    すなわちモノのインターネット化です。

    ITは、
    情報だけをやりとりする、
    その様な概念でアウトラインがあります。
    それは具体的に、
    メールやWEBなどでの「文字」「写真」「動画」。
    それらが簡単にやりとりできる、
    すなわち「情報のトレード」という概念です。

    ではIoTはどうでしょうか、
    これは実際の「モノ」が「情報」とつながる、
    その様なアウトラインです。
    それは具体的に、
    家庭で言えば「冷蔵庫」「テレビ」「洗濯機」。
    産業で言えば「機械」「工具」「ロボット」。
    つまり「情報のトレード」に「モノ」がプラスされます。

    このIoTは、
    まだ臨界点は到来しておらず、
    少しづつ家庭や産業へ浸透してきていますが、
    IT時代のADSLの様な臨界点には、
    まだ到達していない状態です。

    まだIoTも世の中では芽が出てきた様な状態ですが、
    そんな世の中の土の中では、
    新しい種が撒かれています。

    これは一般的な人々が全く観えていない種です。
    それが、

    IoV((Internet-of-Value)、
    すなわち価値のインターネット化です。

    先日も私が今取り組んでいる研究が「価値」である、
    そう言及させていただきましたが、
    私が今研究している部分がこの「価値」の領域です。

    この「価値」の部分は非常に読解が難しいのです。
    これは前回言説してもなかなか理解ができない、
    そういう人たちが沢山いたことからも明解ですが、

    「価値」に対して人間は盲目性が高いのです。

    つまり見えている私と、
    見えていない多くの人とが、
    議論することが非常に困難なのです。

    私はこのことをよく物理学的な観点で例えます。
    これは、
    古典物理学をベースに考えるのか、
    量子力学をベースに考えるのか、
    その様な相違と同義なのです。

    もっと言うと、
    相対性理論の概念と
    波動方程式の概念との違いです。

    つまりコペルニクス的転回が必要なのです。

    それのコアな原理が一つあります。
    それは、

    「質量=モノ=情報」

    これは非常に重要な概念です。
    つまり私たちが「モノ」だと思い込んでいる物も、
    実は「情報」である。
    そしてそれは抽象度の違いである。

    この認識レベルに達していないと、
    私の言説することは理解できないのです。

    つまり、
    現れが違うだけで、
    「モノ」と「情報」は同じであるという本質です。

    つまり、
    古典物理学の世界は、
    「モノ」には価値があるという思い込みであり、
    量子力学は、
    「モノ」も「情報」も同じであるから、
    「情報」にも当然同じ価値がある。

    つまり価値とは、
    「モノ」と「情報」という分離はできないのであって、

    「質量=モノ=情報」=「価値」

    である。

    この様な前提から、
    IoV((Internet-of-Value)、
    すなわち価値のインターネット化を、
    語っていかなければならないわけです。

    そして人類が「価値のトレード」をする、
    それを簡易に簡便にできる様発明したのが、
    「お金」なわけです。

    そこから前回の言説を参照してもらいたい、
    「価値と無価値と付加価値のお話」

    https://www.machromatic.net/column_0213.html

    つまり価値はどうやって定義されるのかというものです。

    そしてここまでを総括しでてくる概念が、

    「仮想通貨、暗号通貨」

    というものになってきます。
    ここまでをまとめると必然的な概念です。

    仮想通貨で一番有名な銘柄が「ビットコイン」ですが、
    現在決済手段として、
    少しづつではありますが広がりを見せています。

    ビットコインが革命的であると言われる所以が、
    「ブロックチェーン」という技術です。
    これはインターネットの概念と同義で、

    技術的にいいますと、
    これは量子力学の原理や、
    その波動方程式などがベースの技術であり、

    インターネットやブロックチェーンは、
    つまり、
    ポスト古典物理学、
    つまり量子力学時代の技術なのです。

    その上で、
    私は量子論美術宣言を発表しています。

    しかし、
    ビットコインは、
    PoWなどのルール上、
    かならずスケーラビリティ問題が生まれ、
    消費電力など数々の問題を抱えています。

    しかし、
    仮想通貨というものは、
    皆さんはビットコイン位しかしらないと思いますが、
    現在は1000以上の仮想通貨があり、
    さらにICO(Initial Coin Offering)などの影響で、
    さらに仮想通貨の銘柄は増大しています。

    さらに最近では、
    日本の三菱東京UFJ銀行が独自の暗号通貨を発行する、
    その様な発表もあったり、
    国家自体がフィアット通貨として暗号通貨を採用する、
    その様な動きもみられます。

    IoV((Internet-of-Value)、
    すなわち価値のインターネット化、
    それがもたらす革命は、
    現在は想像もできません。

    少なくとも現在の、
    「お金」よりも、
    「価値のトレード」をより、
    簡易に簡便にできる様になるでしょう。

    しかしそれ以上に、
    「スマートコントラクト」
    これが更なるパラダイムシフトを起こすでしょう、

    これは代理業を全滅させる技術で、
    行政書士、司法書士、弁護士、
    あらゆる契約ごとを、
    個人間で完結させることができる技術なのです。

    IoV((Internet-of-Value)、
    すなわち価値のインターネット化、
    これは、
    人類に革命的なパラダイムシフトを産み出し、
    人々をより豊かにより幸せにしてくれるだろう、
    その様な技術なのです。

    そして何よりも、
    なぜアートを志している私が、
    この様なことに着目しているか、
    そこに皆様は思いを巡らせて欲しいのです。

    技術や科学、
    価値やお金、
    これらはますます芸術と親和性を持つということです。

    これは量子論が自明しています。
    芸術とは非常に抽象度が高い領域です、
    しかし量子力学などでは、
    それらの抽象度さえも科学として扱っています。

    すなわち、
    芸術と科学に差異は無いと私は考えているのです。

    これらにいち早く気づくことが、
    それぞれの人生をより豊かにすると確信しています。

    その上で、
    私のこの言説が、
    少しでも皆様の幸福に繋がることを信じています。

    美学者母
    1. 2017/07/13(木) 15:03:46|
    2. 経済
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    価値と無価値と付加価値のお話

    皆様どもっ!!!
    おひさしぶりーふ!!!

    毎年この時期に、
    研究対象を増やすタイミングで、
    その研究対象のフィールドワークなどで、
    色々と時間を使っていました。

    昨年はARやVR、人工知能などを、
    研究対象に組み込みましたが、
    今年は、
    価値、お金、経済、資本、などなど、
    それらを研究対象に組み込む事にしました。

    そんなこんなで、
    価値と無価値と付加価値のお話、です。

    日本では芸術と価値、
    解りやすい所で言えば、
    芸術とお金というのは、
    あまり直接結びつける事を好まない節があります。

    しかし、
    これでその人がどれだけ、
    「芸術」というものの構造を理解しているか、
    それを明確に計測する事ができる尺度となります。

    まず決定的な原理をずばっと申しますと、
    「芸術は芸術のみで芸術にはなり得ない」
    これが芸術の原理なのですね。

    この事はあらゆるジャンルの原理でもあり、
    不完全性定理
    不確定性原理、
    科学の不確実性、
    それらと同義であります。

    つまり、
    それそのものでは、
    それそのものを証明できないのです。

    これは世界の仕組みそのものなんですね。
    これを否定しようにも否定できないのです。

    つまり、
    芸術でも、
    作家とその作品が芸術となりうるというのは、
    それ以外の人が、
    その作品に少しでも価値が生じたときに、
    それが芸術作品となりうるという原理なのです。

    さらに言うと、
    それ以外の人が感じる価値は、
    絶対的に付加価値でなければなりません。

    なぜならば、
    価値と無価値は同義なのです。
    価値と無価値の相違が発生する原理が、
    「付加価値」なのです。

    つまり芸術作品は、
    付加価値があるからこそ、
    価値があるわけです。

    これはあらゆるものの価値と同義です。

    私の研究では、
    プラスの付加価値とマイナスの付加価値を定義しています。

    プラスの付加価値を解りやすく言うと「お金」です。
    マイナスの付加価値を解りやすく言うと「感情」です。

    そして芸術とは、
    このプラスとマイナスのデルタがプラスのとき、
    この世界に価値という形で表出します。

    とくに現代における芸術、
    現代アートなどは顕著ですが、
    このお金というプラスの付加価値、
    つまり目に見える付加価値が、
    芸術の指標となっているわけです。

    そして、
    この付加価値の部分がアウトラインを作る事で、
    やっと初めて純粋な芸術的価値が同時に表出してきます。

    ここまでの理論を理解するのは、
    なかなか困難だと思いますが、
    この理屈を理解すれば、
    芸術家でお金を否定している人が、
    いかに馬鹿なのか理解できます。

    この構造は、
    実は人間が発明した画期的なものの構造と同義です。
    それは「お金」そのものです。

    お金の付加価値が、
    お金の価値を定義しているのと同義です。

    簡単に言えば、
    芸術家はお金を発行している日本で言えば日本銀行、
    アメリカで言えばFRBと同じ存在なのです。

    そして、
    お金の価値というのは、
    お金の付加価値が定義している。

    芸術の価値は、
    芸術の付加価値が定義している。

    これは疑いようのない事実なのです。

    しかし日本のほとんどの芸術家は、
    芸術作品そのものに価値があり、
    それをいかに高めるかという事に注力します。

    それは作品をいかに創り上げるか、
    作品そのものにフォーカスするわけです。

    しかしそれは完全に間違いです。

    私はこの事に今から20年前、
    年齢は19歳のときに気付きました。

    この考え方は、
    日本のプロダクト制作全般に言える間違いです。

    つまり私たちは、
    作品を通して、
    いかに付加価値を生み出すか、
    それが作品そのものの価値を決定するのです。

    作品を欲しいと思う側は、
    その作品の付加価値を求めているのです。
    だからこそ、
    キャンバスに描かれた絵が何百億円になるし、
    ただの便器が美術の最高傑作と呼ばれるのです。

    つまり私のスマートアート宣言は、

    「スマートアート宣言」

    http://www.smartart.jp/

    ユーザーエクスペリエンス、
    つまり付加価値のみに焦点をあてたわけです。

    付加価値のみがあれば、
    価値は定義されるのです。

    皆様ももう一度、
    価値、無価値、付加価値を考え直すべきです。

    美学者母

    テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済

    1. 2017/07/09(日) 13:25:48|
    2. 経済
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    VALUの登場と価値起点の変革

    私が以前から述べていることですが、
    あらゆるものが個人化する。

    この現象は現在少しづつ現れています。
    そもそも価値とはなんなのでしょうか、
    例えば精神的な幸福、承認欲求が満たされる環境、
    これらは目に見えない価値です。
    それとは逆にお金や貴金属など、
    非常に身近でわかりやすい価値で、
    これらは目に見える価値です。

    そしてそれらの価値は、
    民主主義や資本主義の元、
    組織やコミュニティ、
    それらに所属することで、
    アプリオリに得られるものだと思われてきました。
    また、現在もその思い込みは根強いものです。

    例えば、
    国、地域、会社、大学、サークル、宗教、家族、
    それらに属していることで、
    私たちは意識しようとも、せずとも、
    それら組織の価値を享受してきたわけです。

    これは日本のアート界でも同じで、
    僕のようにインディペンデントに活動しているのは、
    非常に珍しく、
    例えば画壇、公募団体、グループ、チーム、
    それらに属し価値を享受している人々が大半です。

    この事で、
    以前に会田誠の独立性を批判したわけですが、
    それは会田誠が組織から価値を享受している限り、
    インディペンデントとは別次元である旨批判しました。

    この様に今までの「価値」というもの、
    またはその価値担保をするものは、
    組織なりコミュニティによる、
    「大きな定義」だったわけです。

    しかしこれからは個人が、
    「価値を享受」するのではなく、
    「価値を提供」する時代なのです。

    これは今までの民主主義や資本主義の崩壊の原理であり、
    組織やコミュニティなどの大きな定義が、
    一律の価値を提供するのではなく、
    一人一人の個人が「小さな定義」を創造し、
    お互いに「価値を提供し合う」時代になるという事です。

    そしてこの新しい時代にもっとも大切なものが、
    「独立性=インディペンデント」であるという事です。

    いかに組織やコミュニティなどの、
    「大きな定義」に定義されないか、
    それが「小さな定義」の「価値」となります。

    実際に世界ではこの様な、
    「個人」にフォーカスした「価値」、
    というものが盛んにトレードされてきています。

    身近なところで言いますと、
    「シェアリングエコノミー」が分かりやすく、
    AirbnbやUberがそれにあたります。

    この様に現在ダイナミックに、
    組織から個人へと価値起点が変革しています、
    そんな中で、
    個人が価値起点となる革命的なサービスが始まりました。
    それが「VALU」です。

    https://valu.is/

    VALUは個人を株式会社に見立て、
    株式会社の株に当たるVAを発行し、
    それを市場に公開し売買できるサービスです。

    私も株(VA)を公開しています。
    https://valu.is/mama

    またこのサービスはビットコインが使用され、
    ブロックチェーンをベースにしているので、
    非常に独立性が高いサービスです。

    このサービスが、
    さらにビットコインの普及を加速させるでしょう。

    では私はここまで述べてきた事で何が言いたいのか、
    それは今までよりも公平に、
    個人それぞれが自らの価値を見える化できる。
    そして誰にでもチャンスがある時代になる。
    という事です。

    私は価値というものは、
    常に市場にさらされているべきだと考えています。

    なぜなら価値は既得権益化しやすいからです。
    既得権となりクローズドの世界になり、
    その既得権のクローズド社会の一部の人間が、
    価値を享受する。
    この様なことは健全ではないと考えるからです。

    価値は常に市場原理でブラッシュアップされるべきで、
    それはあらゆる価値がそうあるべきで、
    もちろんアートも例外ではありません。

    これからの時代、
    間違いなく生き残っていくのは、
    自ら価値を創造していく個人です。
    そして価値を提供していく個人です。

    もう組織やコミュニティに属し、
    価値を享受する時代は終焉を迎えました。

    皆様もどうか、
    「個人の価値」というものを改めて考えてください。

    美学者母

    テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済

    1. 2017/06/06(火) 14:49:16|
    2. 日常
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    写実絵画の活況とポスト真実

    最近アート界隈で賑わっている話題が、
    写実絵画の活況です。
    アート業界が盛り上がる事はとてもいい事だと思う反面、
    このアートのムーブメントが、
    ドメスティックな事が非常に問題です。

    つまり、
    世界のグローバルスタンダードなアートとは、
    まったくリンクしていない、
    つまり美術史や批評性とは程遠い、

    これはどういう事かというと、
    つまるところ、
    日本人の趣味的ムーブメントだという事です。

    ではこの写実絵画のムーブメントは何を表層しているのか、
    その点について述べていきたいと思います。

    日本人におけるアートの古典は印象派です。
    その上で、
    現代の日本の世の中を考察してみましょう。

    これは現代思想的にも言える事ですが、
    日本の社会は非常に、
    不確実で不透明な世の中になってきています。

    これは世界を見渡してもそうですが、
    思想的にも、
    この不確実性や偶然性というものが、
    現代の世の中のキーワードとなっています。

    日本人は今、
    非常に不安定な世の中を生きている事になりますが、
    その中で確実に安定した価値や生き方を欲しているのです。

    それは日本人のアートが印象派という、
    ある種不安定で不確実な表層性から、
    安定し確実で、
    誰しもが簡単にその価値を共有できる、
    写実絵画に、
    ある意味アップデートしたと考える事ができます。

    美術史的には写実は、
    過去の方法論で、
    現代で評価される対象ではないのですが、

    日本人にとって、
    その様な西洋の美術史や批評、文脈、作法、
    それらはどうでもいいのです。

    つまり、
    その作品が今、
    まさに現在の不安を解消してくれれば、

    それは今政治などで言われている、
    ポスト真実的な振る舞いです。

    つまり、
    アートという本質はどうでもよく、
    今、自分の精神や感情を安定させる、
    現に作用させる、
    またそれを実感できるものを欲している。
    その様な現象です。

    前回の文章でも記述しましたが、
    写実は、
    三次元のものを二次元に落とし込む、
    次元変換をアートの構造の原理としています。
    これは非常にコンサバティブな方法論です。
    さらに非常にわかりやすいアートの構造の原理で、
    別に専門家でなくても、
    それがいかに素晴らしいかというものを実感できます。

    三次元の人間を、
    二次元にいかに、
    生きているかの様に表現できているか、
    それは専門家でなくても、
    自明な評価基準です。

    それは非常に明快で、確実で、安定したものです。

    むしろ、
    現代の日本人は「金塊」よりも、
    写実絵画を欲しているともみえます。
    なぜなら「金塊」が、
    本当の金の塊かは、
    素人ではわかりません。

    その点写実絵画は自分の目で鑑賞すればわかります。

    この様なことから、
    いかに現代の日本人が、
    不確実性や偶然性に恐怖を抱いているのか理解できます。

    しかし、
    今後日本人はこのことを、
    乗り越えていかなければなりません。

    私たちは、
    この不確実性や偶然性を、
    しっかりと引き受けていかなければいけない時代なのです。

    しかし、
    この写実絵画のブームを観ていると、
    その準備はまだ日本人にはできていない様です。

    美学者母

    テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済

    1. 2017/05/17(水) 19:51:27|
    2. 美術理論
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    mama Artist Promotion Video
    http://www.youtube.com/watch?v=mR12s6MhMS8



    美術家 「mama」 Official WebSite
    http://www.mamalab.info





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    http://facebook.com/machromatic






    COMPOSITE ART COMPANY "machromatic"
    マクロマティックは大阪・岸和田に拠点を置く総合芸術企業です

    美術商 第622122106978号 大阪府公安委員会



    マクロマティック心理芸術療法研究所
    http://www.artstherapy.biz/







    『ウェブアート宣言』(Web art declaration)

    本日、2010年5月9日。
    インターネットという虚像と実像が共存する場。
    虚像と実像が表裏一体であり、媒介する。
    その媒介した場所が空虚である。
    インターネット上のウェブはまさに空虚である。
    その空虚であるウェブで。
    己が己である事を確認し。
    ウェブインスタレーションと定義する。

    http://www.machromatic.net

            現代美術作家 田中智和
                   (mama)






    Macromatic is an composite art enterprise in Kishiwada city, Osaka area.



    "Web art declaration"

    Today, May9th,2010
    Place where the internet exists together between virtual image and real image.
    The virtual image and the real image are consistencies, and it mediates.
    The mediated place is empty.
    The web on the Internet is exactly empty.
    With the empty web.
    The thing whose yourself is yourself is confirmed.
    It is defined as the web installation.

    http://www.machromatic.net

    Artist Tomokazu Tanaka (aka.mama)
















    マクロマティック
    http://www.machromatic.net

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    http://twitter.com/machromatic

    skype名 machromatic




    office
    〒596-0021
    大阪府岸和田市松風町25-18
    美術商 第622122106978号 大阪府公安委員会
    TEL/FAX 072-447-4066
    MAIL office@machromatic.net





    【本名】田中智和 (mama、母)
    現代美術作家・アートディレクター
    (専門分野)
    ストリートアート・ストリートカルチャー

    日本会議 正会員

    One JAPAN project 代表
    http://www.onejapan.jp

    Art×Street(日本アート×ストリート協会)
    http://artxstreet.com



    【略歴】

    ※1978年
    ・大阪府岸和田市に生まれる

    ※1994年 
    ・鳥取県へ移住

    ※1996年 
    ・スケートボードをはじめる

    ※1997年 
    ・大阪に帰ってくる
    ・アーティスト活動開始

    ※1998年 
    ・グラフィティライターとしてストリートで活動開始

    ※2002年6月 
    ・大阪のスケートボードショップOVAL NETWORKで個展

    ※2002年7月 
    ・大阪の古着屋MAX FIELDで個展

    ※2002年8月 
    ・村上 隆が主催するアートイベント 「GEISAI-2」(東京)に参加

    ※2003年7月 
    ・大阪のclub NEOのクラブイベント「NEO SUMMER FESTIVAL」に参加

    ※2004年6月 
    ・大阪・岸和田の岸和田中央会館ギャラリーで個展
            mama Art Show 2004 「春 風 花」

    ※2005年5月 
    ・大阪・岸和田の町家 光輪庵で二人展
       machromatic Art Show 2005 「こころ、であう。」

    ※2005年12月 
    ・大阪府公園協会・泉佐野市公園緑化協会主催
    「Twinkle Park in Rinku 2005」でアートパフォーマンス

    ※2006年4月 
    ・「第3回 ART BASE NULL 作家交流展」(泉佐野 新井邸)に参加
       後援 大阪府、大阪府教育委員会など。
    ・遊び心創作家として活動開始

    ※2006年9月 
    ・主催 文化庁 共催 田尻町教育委員会
     「こどもアート体験 北欧~日本展」参加

    ※2006年11月
    ・Joint Art Battle -JAB-(富山)参加

    2007年4月
    ・東京・下北沢のclub WEDGのアートイベント参加
      1seam「New Born Babys☆」

    ※2007年5月 
    ・第4回 ART BASE NULL 作家交流展(泉南市 山田家)に参加
      後援 大阪府、大阪府教育委員会など。

    ※2007年10月 
    ・食の専門学校レコール・バンタン臨時講師(大阪市)
     展覧会「食とアートのコラボレーション」プロデュース

    ※2007年12月 
    ・Joint Art Battle -JAB-(富山)参加

    ※2008年5月 
    ・第5回 ART BASE NULL 作家交流展(泉南市 山田家)に参加
      後援 大阪府、大阪府教育委員会など。

    ※2008年6月
    大阪・大阪市中央区「ぎゃらり かのこ」で個展
      mama exhibition「アートバイブレーション」

    ※2009年11月
    東京・有楽町でのアートフェア
       「YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.2」参加

    ※2010年5月
    『ウェブアート宣言』(Web art declaration)

    ※2010年6月
    雑誌「プライベートアイズ」の特集へ参加
    きこえをアートする デコレーション補聴器の作品提供





    ■■ machromaticホームページ ■■

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