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    machromatic (マクロマティック) 美学者母のブログ

    アートに収束しようとする陶芸ほど面白くないものはない

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    「アートに収束しようとする陶芸ほど面白くないものはない」
    (陶芸の提案2016-用を放擲して- 大阪・ギャラリー白)


    皆様〜おっは〜!!!
    朝から早速文章でも書いてみようとパソコンを開けて、
    何を書こうかと思ったのですが、
    先日久しぶりにギャラリー巡りをしたので、
    その時の展覧会の事を書こうかと思います。

    ここ1年くらい私自身が、
    陶芸の方に取り組んでおりまして、
    その観点からも陶芸の企画展を鑑賞してきたので、
    その展覧会について少し。

    大阪のギャラリー白というところで行っていた展覧会、
    陶芸の提案2016-用を放擲して- 大阪・ギャラリー白。
    まぁ私自身ここ1年位陶芸に取り組んでいるので、
    それ以前とは陶芸の見方や、
    審美眼も全く変わっているので、
    これはいい機会だと思い観に行ってきました。

    先にパンフレットを家で見ていたのですが、
    これまた立派なパンフレットで、
    どこからこのお金はでているのだろうか?
    とまずそこに目がいってしまった私なのですが、
    協賛や後援のクレジットがまったく何も入っていないので、
    自主的にやられているのだと思います。
    自主的にされている割には、
    パンフレットが豪華なのでそこは謎ですがwww

    パンフレットに比べて展覧会の内容は、
    大変貧相な展覧会でした。
    むしろパンフレットの豪華さと、
    展覧会の内容の貧相さの落差がアイロニー的で、
    そこが一番現代アート的ではあったのですが。

    この展覧会のテーマは、
    パンフレットによるところまさに、
    新しくもなく古いテーマである、
    「用の美」というものに主眼が置かれています。
    まぁ、陶芸をアートにしようとする常套手段であるのですが。
    そろそろ陶芸系の作家も用の美から脱皮しろよっと、
    かなり言いたくなってしまいます。

    またパンフレットには、
    論理武装として、
    奥村泰彦という和歌山県立近代美術館教育普及課長、、、
    とかなり微妙な中間管理職の方の理屈が書かれています。
    まぁこの理屈をアウトラインにしているのだと認識できます。

    そこには現代陶芸の定義が明記されているわけですが、
    それは実用性を捨てる事が現代陶芸の根本である、
    そう書かれているわけですね。

    まぁ簡単に要約すると、
    陶芸には実用性がある、もっというと、
    「用」が先にあって「形」が後から付いてくるわけです。
    その辺が「用」を満たすための「造形」であって、
    西洋的な「機能」を追求するための「造形」とは、
    根本原理としてまったく違っている。
    それが「用の美」としての美しさとされているわけです。
    ある意味「造形」としてはある種「最低限の用」を、
    「満たす」事ができればよいので、
    ある種「日本的な余白」というものがそぎ落とされていない、
    そこに「素朴」というある種「カオス」を見る事ができる。

    その「用の美」の「用」を取り払ったところに、
    この展覧会では「現代陶芸」というものが定義されている。

    またその「用」という「実用」と、
    「実用性」を捨て去ったものの間の揺らぎが、
    「現代陶芸」だとも言っているわけだが。


    僕はこの辺が日本の根本的なアートに対する姿勢の問題、
    それが非常にクリアに現れているように感じるのです。

    ある種のアートへの憧れであったり、
    西洋美術への憧れ劣等感、アートの優位性。

    ある意味私たち日本人が本来文化や宗教として抱擁している、
    「美学」「哲学」「文化」「宗教」、
    そのような私たち日本人が育んできたものが、
    あたかも西洋美術が上位概念であり、
    日本のそのような美しさが下位概念であるという、
    ある種劣等感というものをアプリオリに受け入れいている。
    そのようなネガティブな姿勢にしか感じないのです。


    僕はギャラリー白で主催者に聞いてみました、
    この造形に対して粘土という素材、
    陶器という形態である必然性がどこにあるのか?
    答えは、作家にとって作りやすいのではないか、
    という答えであった。

    果たして本当に作家にとって作りやすいから、
    素材が粘土で、陶器という形態なのだろうか。
    僕は完全にそれは違うと考える。

    ただ単に参加している作家たちは、
    大学なりで陶芸科だったからである。
    それはそのほとんどの作家が陶芸科卒だからわかるのだ。

    僕のような高卒の人間が現代アートで、
    陶芸という手法を使うのと意味がまったく違うwww
    そこは理解できるのではないか。

    これは何を意味しているのかというと、
    純粋にアートサイドから陶芸をみるのと、
    陶芸側からアートをみるのは全然違うという事だ。

    私からみると、
    今回参加している作家の全員が、
    陶芸側からアートを観ているのであって、
    またアートというものが、
    ある意味高貴なもので、
    陶芸という概念よりも上位概念である。
    その様な認識のもとで、
    アートに擦り寄って行こうという試みにしか見えないのである。

    私はこれが「アートに収束しようとする陶芸」。
    という下品で貧相なものにしか見えない。

    これはあらゆる日本のものにいえる、
    日本の本来ある「美」というものを、
    わざわざ西洋的な価値観である「アート」に、
    落とし込む必要など全くない。
    それは「盆栽」や「茶の湯」など色々含めて。

    「陶芸」は「陶芸」であって、
    「陶芸」で面白作品がよいのである。

    それを「現代アート」的に「現代陶芸」として、
    無理する必要、必然性は全くない。

    逆に私は「アート」という領域で活動している、
    だから私は「陶芸」「陶器」「土」という、
    「素材」や「意味」を「アート」の「素材」として使う。
    これは「アート」としては必然的なのである。

    これは私が「インターネット」を素材として使用している。
    それとなんら変わりない事だからだ。


    何にしろ、この展覧会で展示されている作品は、
    「アートに収束しようとする陶芸」
    というひとつも面白くない作品ばかりで、
    それぞれ論述する事も必要ない。


    すなわち日本のアートの誤解が集積されたような、
    非常に典型的な展覧会であった。

    「陶芸」は「アート」ではなく、
    「陶芸」は「陶芸」だという事が言いたいのである。


    美学者母



    陶芸の提案 2016 -用を放擲して-

    石井 美緒・北野 藍子・木野 智史・田中 野穂・中島 綾香・松本 治幸

    2016.4.4-4.16 (4.10 close) ギャラリー白
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    テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

    1. 2016/04/10(日) 07:32:44|
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    「量子論美術宣言」 Quantum theory art declaration

    「量子論美術宣言」 (Quantum theory art declaration)

    http://www.machromatic.net



    ポスト現代美術、現代アートの美術論、芸術論、美学。
    量子論美術がアートを根底原理から覆し、
    新たな原理として産声をあげる。
    「量子論美術宣言」
    (Quantum theory art declaration)



    「量子論美術宣言」

    私たちは古典物理学それにならう科学、哲学、思想、宗教に基づき、
    美術世界または芸術世界を捉えてきたのである。
    しかし我々人類は量子論という新たな尺度とともに変わろうとしている。
    それは元より世界の捉え方そのものである以上、
    美術や芸術にもその影響を加味しなければならないのである。
    量子論は古典美術から現代美術までの集束点となり、
    さらにポスト現代美術の定義となり量子論美術の根本原理となる。
    局所的産物としての美術は終わりを告げたのである、
    それに変わり非局所的総和としての美術が産声を上げた。
    非局所的総和とは局所性の無い実在である。

    局所性の無い実在にアクセスする刹那こそが愛なのである。

    世界の本質とは非局所性であり、
    局所性と非局所性の差異が美であり、
    それを刹那に体験することが美の体験である。
    その局所と非局所の関係性が愛と美の関係性である。
    そしてその愛と美を刹那に体験する存在が人間であり、
    またその事で人間も刹那的存在である事を自明する。
    量子論美術宣言では非局所性を、
    仏教における悟りで仏教哲学との親和を試みる、
    仏教での悟りは、
    量子論美術では非局所性と同様であり、
    仏教での悟りの概念としての空や縁起は、
    量子論美術での美術作品や芸術作品である。

    まさに仏教では悟りは人間そのものであるのと同様、
    量子論美術でも愛は人間そのものである。
    量子論美術では美術や芸術を非局所性への入り口であると捉え、
    今まで続いてきた因果律や文脈に原理を求める美術や芸術を、
    根本原理から徹底的に否定し破壊し、
    全く新しい美学として世界に声高らかに量子論美術宣言を宣言するのである。

    2016年3月31日 

    美学者母







    「Quantum theory art declaration」


    We have interpreted art world by classic physics and science, philosophy, religions.
    However, we start to change with a new viewpoint that quantum theory.
    Quantum theory is view the world itself, so art is influenced by this theory.
    All art between Classic art and contemporary art comes to a period by quantum theory.
    So this theory becomes the definition of post contemporary art and principle of “Quantum theory art”.
    Art as local products are over, art as non-local totality is born.
    Non-local totality is the reality has no locality.
    Moment accessing to non-local reality is Love.
    World’s essence is non-locality.
    The differences between locality and non-locality are beauties.
    Experience in those differences is aesthetic experience.
    Relation of locality and non-locality is relation of love and beauty.
    So human beings are existences who can experience love and beauty at moment.
    That is to say human beings are momentary existences.
    This declaration tries to think non-locality has affinity for Buddhist philosophy at Satori.
    Satori is like non-locality at quantum theory art,
    Ku and Engi in concept of buddism are same with art works at quantum theory art.
    In buddism, satori is human beings itself, equal, love is human beings itself at quantum theory art.
    Art is like introduction for non-locality at quantum theory art.
    So this declaration denies and destroys the principle of art that are established with context and the law of causality, and advocates totally new aesthetics.

    Mar.31.2016 mama
    translator Naoko Yamato

    テーマ:アート・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

    1. 2016/04/01(金) 18:45:54|
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    COMPOSITE ART COMPANY "machromatic"
    マクロマティックは大阪・岸和田に拠点を置く総合芸術企業です

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    マクロマティック心理芸術療法研究所
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    『ウェブアート宣言』(Web art declaration)

    本日、2010年5月9日。
    インターネットという虚像と実像が共存する場。
    虚像と実像が表裏一体であり、媒介する。
    その媒介した場所が空虚である。
    インターネット上のウェブはまさに空虚である。
    その空虚であるウェブで。
    己が己である事を確認し。
    ウェブインスタレーションと定義する。

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            現代美術作家 田中智和
                   (mama)






    Macromatic is an composite art enterprise in Kishiwada city, Osaka area.



    "Web art declaration"

    Today, May9th,2010
    Place where the internet exists together between virtual image and real image.
    The virtual image and the real image are consistencies, and it mediates.
    The mediated place is empty.
    The web on the Internet is exactly empty.
    With the empty web.
    The thing whose yourself is yourself is confirmed.
    It is defined as the web installation.

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    Artist Tomokazu Tanaka (aka.mama)
















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    TEL/FAX 072-447-4066
    MAIL office@machromatic.net





    【本名】田中智和 (mama、母)
    現代美術作家・アートディレクター
    (専門分野)
    ストリートアート・ストリートカルチャー

    日本会議 正会員

    One JAPAN project 代表
    http://www.onejapan.jp

    Art×Street(日本アート×ストリート協会)
    http://artxstreet.com



    【略歴】

    ※1978年
    ・大阪府岸和田市に生まれる

    ※1994年 
    ・鳥取県へ移住

    ※1996年 
    ・スケートボードをはじめる

    ※1997年 
    ・大阪に帰ってくる
    ・アーティスト活動開始

    ※1998年 
    ・グラフィティライターとしてストリートで活動開始

    ※2002年6月 
    ・大阪のスケートボードショップOVAL NETWORKで個展

    ※2002年7月 
    ・大阪の古着屋MAX FIELDで個展

    ※2002年8月 
    ・村上 隆が主催するアートイベント 「GEISAI-2」(東京)に参加

    ※2003年7月 
    ・大阪のclub NEOのクラブイベント「NEO SUMMER FESTIVAL」に参加

    ※2004年6月 
    ・大阪・岸和田の岸和田中央会館ギャラリーで個展
            mama Art Show 2004 「春 風 花」

    ※2005年5月 
    ・大阪・岸和田の町家 光輪庵で二人展
       machromatic Art Show 2005 「こころ、であう。」

    ※2005年12月 
    ・大阪府公園協会・泉佐野市公園緑化協会主催
    「Twinkle Park in Rinku 2005」でアートパフォーマンス

    ※2006年4月 
    ・「第3回 ART BASE NULL 作家交流展」(泉佐野 新井邸)に参加
       後援 大阪府、大阪府教育委員会など。
    ・遊び心創作家として活動開始

    ※2006年9月 
    ・主催 文化庁 共催 田尻町教育委員会
     「こどもアート体験 北欧~日本展」参加

    ※2006年11月
    ・Joint Art Battle -JAB-(富山)参加

    2007年4月
    ・東京・下北沢のclub WEDGのアートイベント参加
      1seam「New Born Babys☆」

    ※2007年5月 
    ・第4回 ART BASE NULL 作家交流展(泉南市 山田家)に参加
      後援 大阪府、大阪府教育委員会など。

    ※2007年10月 
    ・食の専門学校レコール・バンタン臨時講師(大阪市)
     展覧会「食とアートのコラボレーション」プロデュース

    ※2007年12月 
    ・Joint Art Battle -JAB-(富山)参加

    ※2008年5月 
    ・第5回 ART BASE NULL 作家交流展(泉南市 山田家)に参加
      後援 大阪府、大阪府教育委員会など。

    ※2008年6月
    大阪・大阪市中央区「ぎゃらり かのこ」で個展
      mama exhibition「アートバイブレーション」

    ※2009年11月
    東京・有楽町でのアートフェア
       「YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.2」参加

    ※2010年5月
    『ウェブアート宣言』(Web art declaration)

    ※2010年6月
    雑誌「プライベートアイズ」の特集へ参加
    きこえをアートする デコレーション補聴器の作品提供





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