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    machromatic (マクロマティック) 美学者母のブログ

    有限性の後で-偶然性の必然性についての試論-(カンタン・メイヤスー)思弁的実在論

    Quentin.jpg



    私が哲学を学ぶのは、
    あくまで実践のためなんですね。
    哲学者や思想家、
    美術評論家や批評家、
    そんな人たちの哲学の為の哲学では、
    全くないわけです。

    私はあくまで創造者として、
    自らの作品をアウトプットするために、
    哲学を学んでいます。

    それはなぜか、
    作品をアウトプットするのに、
    この世界がどう存在するのか、
    その手掛かりがなければ、
    自分の作品が、
    この世界にどう存在するのかわからない。

    ですから少しの手掛かりでも得るために、
    哲学を学びます。

    それと同じ様に、
    美学も、
    美しいとはなんなのか、
    それの手掛かりを少しでも得るために、
    美学を学びます。

    美しいという手掛かりがなければ、
    この世界に美しいという存在が、
    どういう存在なのかわからない。

    それと同様に、
    美術、造形とはなんなのか、
    それらを理解するために、
    哲学や美学を応用し、
    美術、造形の原理を探り、

    私自身は作品のアウトプットをするのです。

    思想史や美術史をみても明らかなのですが、
    哲学や思想と美術や造形は、
    表裏一体の関係を持っています。
    表裏一体というよりも、
    哲学や思想を表層化したものが、
    美術や造形といった方がいいでしょう。

    今回紹介する、
    カンタン・メイヤスーなどの、
    思弁的実在論なども、
    美術や造形、
    それ以上に社会や経済、政治など、
    一般社会との関係性は顕著に表れています。

    中央集権型のモデルから、
    分散型のモデルへの移行が、
    世界のあらゆる分野でみられる中、
    この様な思想や哲学が、
    ある意味もてはやされるのは、
    必然的な事だと言えます。

    私などが、
    哲学書などを読むときに、
    学問的な文脈性とか、
    細かい言葉の定義づけ、
    言説の論理的裏付けや論証など、
    基本的にどうでもいいわけですね。

    そういう意味でいうと、
    このカンタンメイヤスーの、
    「有限性の後で」は、
    私にとっては、
    余計な論証とかが多くて、
    非常に鬱陶しいわけですがwww

    私にとっては、
    これを咀嚼しどう実践していくか、
    そちらのウェートが大きいわけです。

    その部分で、
    この本も含めて、
    昨今、哲学や思想、
    美学や美術、その他の分野、
    それらの界隈で言われているのが、
    「相関主義」や「因果」などの、
    ある種の「相対性」の問題です。

    その問題の上に、
    ある種の「絶対的」な存在、もの、
    それらをどう考えるのか、
    それが非常に問題になっています。

    ある意味古典的には、
    「神」という絶対的なものを据え、
    そこから世界を秩序づけることが、
    できていたわけです。

    そして近代においては、
    科学で、
    ある種「超越論的」な認識、視点を通じ、
    「相対的」に、「因果律」に、
    世界を秩序づけされてきたわけです。

    しかしそんな中で、
    「科学」というもの、
    それ自体が現代において、
    「神」と同じく「絶対化」され、
    ある種「科学信仰」と呼べる、
    その様な状態に至ってしまっています。

    そんな中で欲されている「哲学」が、
    ある意味、
    「絶対的」なものが「絶対的」にないという、
    「絶対的」な哲学なのではないでしょうか。

    そして、
    その様な哲学が産まれる契機になったのが、
    このカンタンメイヤスーの、
    「有限性の後で」という、
    哲学書なのだと考えています。

    興味のある方は是非読んでみてください!!!

    美学者母
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    1. 2018/06/17(日) 23:53:25|
    2. 美学・哲学
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    コメント

    とても読みやすいブログですね!
    文章的にも。ディスプレイ的にも。
    勝手ながらリンクさせて頂きます。
    1. URL |
    2. 2018/06/18(月) 14:43:30 |
    3. 花是 #-
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    http://www.youtube.com/watch?v=mR12s6MhMS8



    美術家 「mama」 Official WebSite
    http://www.mamalab.info





    facebook
    http://facebook.com/machromatic






    COMPOSITE ART COMPANY "machromatic"
    マクロマティックは大阪・岸和田に拠点を置く総合芸術企業です

    美術商 第622122106978号 大阪府公安委員会



    マクロマティック心理芸術療法研究所
    http://www.artstherapy.biz/







    『ウェブアート宣言』(Web art declaration)

    本日、2010年5月9日。
    インターネットという虚像と実像が共存する場。
    虚像と実像が表裏一体であり、媒介する。
    その媒介した場所が空虚である。
    インターネット上のウェブはまさに空虚である。
    その空虚であるウェブで。
    己が己である事を確認し。
    ウェブインスタレーションと定義する。

    http://www.machromatic.net

            現代美術作家 田中智和
                   (mama)






    Macromatic is an composite art enterprise in Kishiwada city, Osaka area.



    "Web art declaration"

    Today, May9th,2010
    Place where the internet exists together between virtual image and real image.
    The virtual image and the real image are consistencies, and it mediates.
    The mediated place is empty.
    The web on the Internet is exactly empty.
    With the empty web.
    The thing whose yourself is yourself is confirmed.
    It is defined as the web installation.

    http://www.machromatic.net

    Artist Tomokazu Tanaka (aka.mama)
















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    〒596-0021
    大阪府岸和田市松風町25-18
    美術商 第622122106978号 大阪府公安委員会
    TEL/FAX 072-447-4066
    MAIL office@machromatic.net





    【本名】田中智和 (mama、母)
    現代美術作家・アートディレクター
    (専門分野)
    ストリートアート・ストリートカルチャー

    日本会議 正会員

    One JAPAN project 代表
    http://www.onejapan.jp

    Art×Street(日本アート×ストリート協会)
    http://artxstreet.com



    【略歴】

    ※1978年
    ・大阪府岸和田市に生まれる

    ※1994年 
    ・鳥取県へ移住

    ※1996年 
    ・スケートボードをはじめる

    ※1997年 
    ・大阪に帰ってくる
    ・アーティスト活動開始

    ※1998年 
    ・グラフィティライターとしてストリートで活動開始

    ※2002年6月 
    ・大阪のスケートボードショップOVAL NETWORKで個展

    ※2002年7月 
    ・大阪の古着屋MAX FIELDで個展

    ※2002年8月 
    ・村上 隆が主催するアートイベント 「GEISAI-2」(東京)に参加

    ※2003年7月 
    ・大阪のclub NEOのクラブイベント「NEO SUMMER FESTIVAL」に参加

    ※2004年6月 
    ・大阪・岸和田の岸和田中央会館ギャラリーで個展
            mama Art Show 2004 「春 風 花」

    ※2005年5月 
    ・大阪・岸和田の町家 光輪庵で二人展
       machromatic Art Show 2005 「こころ、であう。」

    ※2005年12月 
    ・大阪府公園協会・泉佐野市公園緑化協会主催
    「Twinkle Park in Rinku 2005」でアートパフォーマンス

    ※2006年4月 
    ・「第3回 ART BASE NULL 作家交流展」(泉佐野 新井邸)に参加
       後援 大阪府、大阪府教育委員会など。
    ・遊び心創作家として活動開始

    ※2006年9月 
    ・主催 文化庁 共催 田尻町教育委員会
     「こどもアート体験 北欧~日本展」参加

    ※2006年11月
    ・Joint Art Battle -JAB-(富山)参加

    2007年4月
    ・東京・下北沢のclub WEDGのアートイベント参加
      1seam「New Born Babys☆」

    ※2007年5月 
    ・第4回 ART BASE NULL 作家交流展(泉南市 山田家)に参加
      後援 大阪府、大阪府教育委員会など。

    ※2007年10月 
    ・食の専門学校レコール・バンタン臨時講師(大阪市)
     展覧会「食とアートのコラボレーション」プロデュース

    ※2007年12月 
    ・Joint Art Battle -JAB-(富山)参加

    ※2008年5月 
    ・第5回 ART BASE NULL 作家交流展(泉南市 山田家)に参加
      後援 大阪府、大阪府教育委員会など。

    ※2008年6月
    大阪・大阪市中央区「ぎゃらり かのこ」で個展
      mama exhibition「アートバイブレーション」

    ※2009年11月
    東京・有楽町でのアートフェア
       「YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.2」参加

    ※2010年5月
    『ウェブアート宣言』(Web art declaration)

    ※2010年6月
    雑誌「プライベートアイズ」の特集へ参加
    きこえをアートする デコレーション補聴器の作品提供





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